【毒親はなぜ間違うのか?】うつ病・PTSDの急性期へ② 

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ハチコの「しくじり」ポイント:エネルギーが枯渇していても勉強させる

人はストレスから身を守ろうとする中でも、どんどんエネルギーを消費してしまいます。
そして限界までエネルギーが消費されてしまった時に、社会活動性が低下して、「うつ病」などの心の病気を発症することになります。

子育て日記を見ても、この時点で、すでに息子のエネルギーは枯渇していたことは明らかです。
学校や塾に今までどおりに通わせるために、勉強をさせようとしていたことは、あまりに無謀だったと思います。

私はどこに向かいたかったのでしょう…

「すぐに回復する」の期待は非現実的

1回目のXデーと呼んでいる6月28日に、息子に大きな異変が起きてしまってからも、私は心のどこかで「まだなんとかなるのでは?」という気持ちを持っていたようです。

翌日以降の「子育て日記」を見てみると、私は息子を休ませなくてはと思いつつ、なんとか今の生活を続けていこうとしていることがわかります。

2014年6月29日(日曜日)

なにか言うとすぐにキレる。
ちょっとしたことですぐにパニックになって叫び出す。
それ以外の時間はとにかくだるそうで、ぐったりとしている。
本当に具合も悪そうだし、何かさせることは無理そう。
○○(オット)と話し合って、とにかく○○(息子)を刺激しないようにすること、口出しをせずに怒らせないようにすることを実践してみることにする。
これで少しでも状態がよくなってほしい。

2014年7月5日(土曜日)

朝から何もできない雰囲気。気分がよさそうな時に社会の応用問題だけはできた。
午後に「朝からずっとゲームしてたんだから」と口走ってしまい、○○がドン!とソファを叩いたり、「わーーかっってるーーー!」と大声で叫んだりしたが、その後気分を直す。
計算問題をやるのがかなりつらそうだけど、どうしても見ていてイライラしてしまう。
でもこちらのイライラが伝わるとすぐにキレてしまうから我慢しないといけない。
今までどおりにしてはダメだ。

(中略)

夜、ずっとため息をつきながら勉強をはじめていたが、「定規をとってきて」と言われたのを拒んだらキレはじめて、気分を害されたからDSをやるといって勉強を全くやらなくなってしまった。
無理はさせてはいけないのはわかっているけど、怒らないようにするのがあまりにキツい。

2014年7月6日(日)

テストの当日なのに、朝から勉強は全くやらない。何も言わないで放置しておくと、ずっとダラダラしている。
勉強を少しでもさせたいと思っているこちらの雰囲気はすぐに伝わってしまうようで、話しかけるだけで「勉強すればいいんでしょ!」と怒るが、結局ダラダラしてなにもできない。

(中略)

テストが全くできなかったと終了直後に塾の前で大泣きする。
なだめて床屋に連れていき、帰ってからはテレビを見せて気分転換させるが、勉強はできない。
山ほど塾の宿題がたまってしまっているのに明日からどうしよう。

これまでどおりの生活を送ることしか頭になく、ルーチンの勉強や大量の宿題がはかどらないことを心配して、腫れ物に触るようにしてみたり、テレビを見せてごまかしたり。

状況が好転すること、ケロリと回復するという非現実的な期待を持ち続けているのです。

止まらない毒親のイライラ

「息子が壊れはじめている」ことをしっかりと認識しているのに、私は、息子を塾に通わせることをやめず、クラス分けのテストも受けさせていました。

そして、育児日記でもハッキリとわかるとおり、毒親の私はこの期に及んでも、自分の計画どおりに勉強をしない息子にイライラしていて、怒りがおさえきれなくなっています。

心配よりも怒りが勝っていて、子どもからこんな目に遭わされている自分がかわいそうという考え方しかできなくなっていました。

息子をすでに以前よりはきちんと休ませているし、怒らずに見守っているから、すぐに息子の状態が改善するだろうと思っていたのでしょう。

このあと、2回目のXデーに向けて、さらに息子の状態は悪くなっていってしまいます。

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